
基本情報
| ボトル名 | ブラック・ベルベット BLACK VELVET |
| 国/地域 | カナダ |
| 製造・販売 | ヘブンヒル |
| タイプ/原材料 | ブレンデッド(モルト・グレーン) |
| Alc.度数 | 40度 |
| 購入時期 | 2017年12月 |
| 価格帯目安 (700ml換算) | デイリー(〜1,500円) *購入時の価格のため目安となります |
歴史
1946年頃、英国の蒸留会社W&Aギルビー(ギルビー兄弟)が北米市場への進出を進める中で誕生しました。開発当初は「ブラック・ラベル(Black Label)」の名で製造・販売され、高い人気を博していました。
1951年、マスターディスティラーのジャック・ネイピア(Jack Napier)は、完成したウイスキーの驚くほどの滑らかさを「ベルベットのようだ」と表現します。この言葉が現在の商品名となり、ブラック・ベルベットはカナディアンウイスキーを代表する存在として世界市場へと展開されていきました。
1973年には、現在の生産拠点であるアルバータ州レズブリッジ(Lethbridge)に蒸留所が設立されます。当初はパリサー蒸留所(Palliser Distillery)と呼ばれていましたが、のちにブラック・ベルベットの中核を担う蒸留所となります。
1980年代後半から1990年代にかけては酒類業界再編の影響を受け、所有企業はシェンリー社、グランド・メトロポリタン、ディアジオへと移り変わりました。1999年にはディアジオからカナンダイグア・ブランズ(後のコンステレーション・ブランズ)へ引き継がれます。
2009年には蒸留所名を「ブラック・ベルベット蒸留所」に改称。名実ともにブランドの本拠地として位置づけられました。そして2019年、アメリカの大手独立蒸留会社ヘヴンヒル・ブランズが、ブラック・ベルベットとレズブリッジ蒸留所を約2億6,600万ドルで買収し、現在は同社傘下のブランドとなっています。
製法の特徴
ブレンデッド・アット・バース
モルト原酒とグレーン原酒を蒸留後すぐにブレンドし、そのまま樽で熟成させる「ブレンデッド・アット・バース(Blended at Birth)」という手法を採用しています。
熟成前に原酒を合わせることで、それぞれの個性が樽の中で時間をかけてなじみ、一体感のある味わいが形成されます。その結果、アルコールの刺激が抑えられ、口当たりは非常になめらかで、角の取れた柔らかな印象に仕上がります。
強い主張よりもバランスと飲みやすさが際立ち、バニラやキャラメル、穀物由来の穏やかな甘みを感じさせる、ブラック・ベルベットならではの“ベルベットのような”質感が生み出されています。
味わい
グラスに注ぐと、バニラやキャラメルの甘いニュアンスが穏やかに立ち上がり、続いて穀物由来の柔らかな香ばしさが感じられます。アルコールの主張は控えめで、全体にやさしい印象です。
ストレートでは、口当たりのなめらかさが際立ち、刺激は非常に穏やか。バニラやライトなキャラメルの甘みを中心に、後半にはほのかなウッディさと穀物の旨みが静かに広がります。余韻は短めながら、角がなく自然に消えていきます。
ロックにすると、冷却によってよりクリーンで軽快な印象に変化します。氷が溶けるにつれて口当たりはさらに柔らかくなり、穏やかな甘みと滑らかさのバランスが心地よく続きます。
ハイボールでは炭酸によって香りが引き立ち、軽やかで爽快な飲み口の中に、バニラや穀物由来のほのかな甘みが感じられます。クセがなく非常に飲みやすい仕上がりです。
評価
| 総合評価 | ★★★★☆(おススメ) |
| おススメ飲み方 | ハイボール |


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